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冷間成形角形鋼管の柱はり耐力比 


【動 作】

 冷間成形角形鋼管の柱はり耐力比の計算を行います。 計算は冷間成形角形鋼管設計・施工マニュアル2008を参考にしています。

はりの部材座標系y軸回りがピンの場合、そのはりは無視します。 柱についても角形鋼管断面以外もしくは曲げモーメントが生じない(ピン接合)方向については無視します。 考慮できる柱が1本のみの場合も検討を行いますが、柱はり耐力比が1.5未満であってもメッセージは表示しません。

なお、「加力方向:柱はり耐力比が最小となる出力荷重名称(荷重1〜荷重9)」 は、柱の全塑性曲げモーメントが最小となる時の出力荷重を採用しているため、検討方向がXおよびYの場合も共通となります。

【解 説】
【検定表の解説】
位 置 節点番号(フレーム番号−階番号)、 柱が1本のみの場合"柱頭/柱脚"と追記します
柱断面 節点に取り付く柱部材(2部材):材料名称
はり断面 節点に取り付くはり部材(8部材以下):材料名称
Zpb はりの塑性断面係数
Fyb はりの材料強度の基準強度
Mpb はりの全塑性曲げモーメント=Fyb・Zpb
Mpbx 柱のX(部材座標系 y)軸回りに対するはりの全塑性曲げモーメントの成分
Mpby 柱のY(部材座標系 z)軸回りに対するはりの全塑性曲げモーメントの成分
検討方向 X方向 Y方向
Ac 柱の断面積
Zpc 柱の塑性断面係数 、角形鋼管断面以外は0(無視します)
Fyc 柱の材料強度の基準強度
NL 柱に生じる長期用軸力
加力方向 柱はり耐力比が最小となる出力荷重名称(荷重1〜荷重9)
NSd 上記の時の柱に生じる短期設計用軸力
なお、荷重種類を「積雪」とした場合の短期設計用軸力は長期の数値を採用します。
nc 柱の軸力比= nc/Ac・Fyc
νi 柱の軸力比による全塑性曲げモーメントの低下率
nc ≦ 0.5の場合、νi = 1 - 4nc2/ 3
nc > 0.5の場合、νi = 4(1 - nc)/ 3
Mpc 柱の全塑性曲げモーメント=νi・Fyc・Zpc
柱はり耐力比 柱はり耐力比 = ΣMpc/ΣMpb
柱が2本以上で最小値が 1.5 未満の場合はメッセージを表示します

ここでの出力は参考値です。