本プログラムを使用して解析する場合、以下のようなことに注意して下さい。
不適当なモデルが作成されても、エラーメッセージなどは表示されないことがあります。
傾斜支点に強制変位を与える場合は、節点をピン支点にして傾斜軸と等価になるように水平・鉛直方向に強制変位を与えて下さい。
同一変位の節点に強制変位を与える(同一変位と強制変位の方向が同じ)場合は、同一変位を解除して、全ての節点に強制変位を与えて下さい。
こちらで調べた他の応力計算プログラムとFRMとの解析結果に差異が起こりうる次項は下記の内容です。
支点反力及び節点変位に差異はないが部材応力が異なる。
部材端応力が節点モーメントではなく剛域端の数値を採用している場合
部材のせん断変形計算用断面積の計算方法が異なる場合
非対称な部材荷重の材端等価節点荷重の算定方法が異なる場合
等価節点荷重の計算にせん断変形を考慮している場合
軸変形計算用剛域長さの扱い方が異なる場合
部材荷重で剛域部分にある部材荷重を無視している。
剛域のある部材の中央モーメント算定位置
全長の中央、可とう(剛域以外の)部分の中央、最大値
上記の内容は、計算結果にごく僅かな変化しか生じませんので影響は少ない物と考えられます。
上記以外に計算結果が異なる場合は、是非ご一報(メール)下さい。
また、間違いやすい入力項目は以下の通りです。
単位(断面寸法は mm としています)
断面寸法パラメータの入力順序、項目
曲げモーメントの向き、FRM2とFRM3とではY軸回りに関する曲げモーメントは反対です。
部材荷重のパラメータの入力順序・項目
部材座標系での部材(温度)荷重の向き
本プログラムの利用は、試用期間中を除きインストールされるパソコン1台につき1ライセンス必要となります。 複数台のパソコンで利用される場合は必要台数分のライセンスをご購入下さい。 なお、ここでのライセンスとは「使用権」を許可することであり、著作権を譲渡する訳ではありません。
また、第三者へのライセンス(パスワード等)の譲渡・公開、プログラムの逆アセンブルや改造、バイナリーエディタ等を用いた計算データの改変などは禁止します。
立体・平面フレーム応力解析プログラム FRM (c) 2002 kenji Tanaka 田中建築事務所
http://www.tanaka-arch.cominfo@tanaka-arch.com