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出力荷重の追加 <追加> <出力荷重> ツールバー ボタン


【動 作】

 出力荷重を追加します。

【解 説】

 出力荷重とは、”単一の荷重番号”もしくは”複数の荷重番号を足し合わせた時”の荷重状態や計算結果を画面やレポートファイルへ出力するためのデータです。

 組み合わすことのできる荷重数は10個までです。 出力荷重で設定されていない荷重番号は、応力図などの画面表示やレポートファイルへの出力は行えません。

 節点荷重や部材荷重で設定した荷重番号が複数ある場合に、フレーム画面でそれらの荷重番号についての応力図を表示する場合や、レポートファイルに計算結果を出力させる場合には、全ての荷重番号について設定する必要があります。 ただし、出力荷重同士を組み合わせることはできません。

例題)

 出力(組合せ)荷重として、長期(荷重番号0)と地震時(荷重番号1)があり、長期・地震時及び短期(長期+地震)を作成する場合は、以下の4つの出力荷重を作成します。

名称 荷重番号 倍率 荷重番号 倍率
長期 0 1.000    
地震 1 1.000    
短期地震(+) 0 1.000 1 1.000
短期地震(-) 0 1.000 1 -1.000


【グリッドデータ】
項目 単位 説明
荷重名称   出力(組合せ)荷重の名称
荷重番号   荷重番号
倍率(1)-(10)   荷重値や応力値等に乗じる倍率
データ出力   レポート・応力表ファイルへの出力の有無
分担率計算   水平力分担率の計算を行い、レポートファイルへ出力する/しない
層間変形角
の計算
  柱部材の層間変形角の計算を行い、レポートファイルへ 出力する/しない

1組目の"荷重番号"および"倍率"の項目は必須項目です。 応力図・変位図・反力図を画面に表示する場合および応力表ファイル・レポートファイルへ 出力する荷重番号および倍率を設定します。 また、水平力分担率の計算を行う場合は節点データのZレベル(階情報)を入力して下さい


水平力分担の計算はブレース(断面種別)および壁(壁データ)、壁付帯柱(壁データの両側柱)※の負担せん断力を Qw(壁負担せん断力) として参入し、それ以外は Qc(ラーメン負担せん断力) へ参入します。 節点バネの負担する水平力は考慮されません。


※付帯柱に中間節点がある場合、例えば下図の場合は壁の節点(1 - 3)間距離と付帯柱の長さの合計(1-2-3)との差分が30cmを超える場合は付帯柱と見なしません。