断面を1つ追加します。
断面名称を定義します。
表示応力の設定で指定された断面種別(柱/梁/ブレース/その他/壁)を表示する際に参照されます。 また、柱・壁・ブレースに設定された断面は偏心率の計算でも考慮されます。
材料データ番号を設定します。
ここで指定した材料が存在しない場合、自動的に材料の追加ダイアログが表示されます。
断面特性でテンション部材に設定した場合は、この断面に設定された部材が圧縮力を負担する場合には、自動的にその部材を取り除いて応力計算されます。 荷重番号が複数ある場合も、それぞれの”荷重番号の応力計算”で無視するか、しないかを自動判別します。
テンション部材に部材荷重(自重)を作用させる場合は、その材の両端はピン接合(荷重を受ける方向)でなくてはなりません、これは、仮に圧縮材として剛性が無視される場合においても、荷重を無視していないからです。 剛接だと等価節点荷重の計算において曲げモーメントが発生してしまうことが理由です。 一般的にはテンション部材は、丸鋼やアングル材などを利用するため両端の接合はピンと考えて問題ないと思われます。 自重による荷重は可能であれば無視してしまうのが良いかと思います。
テンション部材に拘束変更を行うことはできません。
扱える断面形状は下表とJIS等の定形断面となります。 直接入力の場合の形状の入力値はレンダリング表示及び温度応力の計算で参照されます。 単位は全て mm として下さい。
項目 | FRM3 | 単位 | 説明 |
---|---|---|---|
断面名称 | 断面の名称 | ||
材料番号 | 材料の番号 | ||
断面種別 | 断面の種別 0:柱、1:梁、2:ブレース、3:その他 | ||
断面形状 | 断面の形状 | ||
P1 〜 P5 | (mm) | 断面設定で用いる各種寸法パラメータ | |
A | (cm2) |
直接入力若しくは計算された断面定数 A :軸剛性計算用断面積 As:せん断剛性計算用断面積 Ix:サンブナンねじり定数 Iy:部材座標系 y 軸回り断面2次モーメント Iz:部材座標系 z 軸回り断面2次モーメント |
|
Asy | ○ | ||
Asz | |||
Ix | ○ | (cm4) |
|
Iy | |||
Iz | ○ | ||
断面特性 | 0:通常、1:テンション部材(圧縮力を負担しない) |
矩形断面の強軸方向は下図を参考にして下さい。
直接入力の場合は、せん断用断面積(As)を0にすると、その部材にのみせん断変形を無視して解析します。 ただし、自動的に断面形状は"7:任意形状"に設定されます。では直接入力の場合はP1(断面成D),P2(断面幅B)は温度荷重およびレンダー表示する際に参照されます。
角形鋼管の場合は P3=P4 として下さい。