部材の追加モードとなります。フレーム画面で 右クリックして切り替えることもできます。
【部材の追加方法】 | 始点( i 端):マウス左クリック |
終点( j 端):マウス左クリックで作成されます。 |
既存の節点(グリッド格子線)に合わせる場合は、 Ctrlキーを押しながら操作します。 同様に平行・鉛直部材を作成する場合は、Shiftキーを、節点座標値を10cm刻みで丸める場合はSpaceキーを押しながら操作して下さい。 既に存在する部材と同一の位置には部材は作成されません。
部材端部の接合状態は剛/ピン/半剛が扱えます。 半剛接の場合は材端曲げ定数(K)を入力する必要があります。 単位はtf・m/rad若しくはkN・m/rad です。 使用する単位に応じた数値を入力して下さい。 半剛接の場合、Kyは部材の部材座標系y軸回り、Kzは部材の部材座標系z軸回りに関する曲げ変形へ影響します。 部材のx軸回り(捻れ)の接合が両端共にピンの場合は、部材の捻れ(回転)の拘束が無くなり、不安定架構となりますので注意下さい。 部材のねじれ剛性を無視しても問題ないと判断する場合でも、必ず片方の拘束は剛接とする必要があります。
材端の剛域長さ(L)を指定します。 単位は(cm)です。 i 端と j 端とで異なる値が設定できます。 剛域は全ての変位成分(曲げ、せん断、軸)で考慮されます。 Lyで入力した数値は部材の 部材座標系z方向に関するせん断変形と、部材の部材座標系y軸回りに関する曲げ変形に影響します。 同様にLzで入力した数値は部材の 部材座標系y方向に関するせん断変形と、部材の 部材座標系z軸回りに関する曲げ変形に影響します。 また、Ly≠Lzの場合部材の軸方向に関する剛域(Lx)は、Lx=(Ly+Lz)/2として計算します。
部材断面は断面の追加であらかじめ作成されたものが選択できます。
自重を直接入力する場合に指定します。 ただし、部材自重のセットを行うと入力した値は無効(新規に設定されます)となります。 自重の向きは鉛直下向きを正とし、「自重を考慮する荷重番号」はオプション:計算の自重を考慮する荷重番号で指定します。
部材の主軸(x)角度を指定します。
部材の軸(A)・せん断(As)・曲げ(I)に関する剛性増大率を設定します。 必ず正の実数として下さい。
詳細応力図で表示する応力の部材位置を設定します。 i 端及び j 端からの距離で3カ所を設定することができます。
項目 | FRM3 | 単位 | 説明 |
---|---|---|---|
i 端番号 | 部材 i 端の節点番号 | ||
j 端番号 | 部材 j 端の節点番号 | ||
断面番号 | 断面番号:断面名称 | ||
i 端接合 | 0 or 1 000〜122 |
i 端、 j 端の接合状態、 0:剛接、 1:ピン(自由)、 2:半剛接(バネ) 部材座標系 x、y、z 軸回りについて、3桁(000〜122)の数値で指定 |
|
j 端接合 | |||
iLy 剛域 | (cm) | i 端の剛域長さ 、部材座標系 z 方向・ y 軸回り | |
iLz 剛域 | ○ | i 端の剛域長さ 、部材座標系 y 方向・ z 軸回り | |
jLy 剛域 | j 端の剛域長さ 、部材座標系 z 方向・ y 軸回り | ||
jLz 剛域 | ○ | j 端の剛域長さ 、部材座標系 y 方向・ z 軸回り | |
iKy 端バネ | (tf・m/rad) (kN・m/rad) |
i 端、j 端の半剛接の場合のバネ定数 iKy、jKy:i 端、j 端の部材座標系 y 軸回りのバネ定数 、 iKx、jKz:i 端、j 端の部材座標系 z 軸回りのバネ定数 |
|
iKz 端バネ | ○ | ||
jKy 端バネ | |||
jKz 端バネ | ○ | ||
主軸角度 | ○ | (度) | 部材の部材座標系x軸回りの回転角度、 i 端から j 端へ向かう方向の右ねじ系を正 |
自重 |
(tf/m) (kN/m) |
部材の自重 Z方向の下向きを正とします。 自重を考慮する荷重番号 |
|
φA | 部材の各断面性能に乗じる剛性倍率 φA:軸剛性(x方向) φAsy:せん断剛性(y方向) φAsz:せん断剛性(z方向) φIx:ねじれ剛性(x軸回り) φIy:曲げ剛性(y軸回り) φIz:曲げ剛性(z軸回り) |
||
φAsy | ○ | ||
φAsz | |
||
φIx | ○ | ||
φIy | |
||
φIz | ○ | ||
i 端応力の表示 | 部材 i 端の応力値の表示 1:する 0:しない | ||
j 端応力の表示 | 部材 j 端の応力値の表示 1:する 0:しない | ||
Mc応力の表示 | 中央応力値の表示 1:する 0:しない |
節点番号の入力には下記の制限があります。
@ 存在しない節点番号は入力できません(既存の節点番号であること)
A i 端番号 < i 端番号
断面番号については、未定義の断面番号であっても入力できます。 ただし、後で断面の追加を行って下さい。
剛域長さ及び材端バネ常数は負(マイナス)値が入力されても自動的に正の実数に修正されます。
部材自重は負値(マイナス)も入力できます。 なお、自重の自動計算が行われた場合は入力した数値は消去され、自動計算された数値が入力されます。
部材の(主軸)角度はレンダー表示で確認することができます。
結果の非表示機能については、その取り扱いを十分に注意して利用下さい。