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鉄骨造柱座屈長さ係数(自動計算) <設計ツール> <鉄骨造柱座屈長さ係数(自動計算)>


【動 作】

 全てもしくは選択中の鉄骨造柱部材の座屈長さ係数を自動計算します。

【解 説】

 自動計算されるのは、”鉄骨の柱” 断面のみです。 それ以外の数値は変更されません。 また、断面データの”断面種別”がはりとして設定されている部材のみ、計算に考慮されます。 グループ化が設定されている部材ではグループ全体の部材長さに対しての数値を計算します。

 座屈長さ係数(kc)の計算は以下の"水平移動が拘束されていない"場合の計算式により算定します。 kcは下式が成立するときの数値を二分探索法で求めております。



GA・GB・(π/kc)2 - 36 π/kc

6(GA+GB) tan(π/kc)

 GA,GBは、1≦G≦10とし、以下のように計算を行います。

GA (Ic/lc)+(AIc/Alc)
GB (Ic/lc)+(BIc/Blc)
AIg1/Alg1)+(AIg2/Alg2)※
BIg1/Blg1)+(BIg2/Blg2)※
  1. 柱端A(B)がピン・半剛接合の場合はGA(GB)=10.0とします。
  2. 柱端A(B)固定支点の場合はGA(GB)=1.0とします。
  3. 接続するはりの柱端がピンの場合は、そのはりは無視します。
  4. 3本以上のはりが取り付く場合(※)も、はりの剛度(AIg/Alg)(BIg/Blg)に考慮します。
  5. はりの剛度(AIg/Alg)(BIg/Blg)は、他端がピンの場合は0.5、固定の場合は2/3を乗じて計算します。

      

データの並び替えをなど行った場合に、グループ化された部材の横つなぎデータ直交応力データ座屈長さ係数が並び替え以前の状態と変化する可能性があります。

【関連項目】
 検定部材定義座屈長さ係数の直接入力