断面検定ウィンドウが表示され、部材の断面検定を行います。 設計を行う上での目安に利用して下さい。
あらかじめデータの並び替えを行っておくと、”柱であれば i 端=柱脚、j 端=柱頭”、梁であれば” i 端=左端、j 端=右端”になるため、表示が見やすくなります。
短期に考慮できる出力荷重は9個までです。 1番目には”長期”の出力荷重を指定し、2番目以降は"長期"に足し併せる出力荷重を指定します。 地震荷重の場合は負加力※も設定して下さい。
※テンション部材があるモデルで断面検定を正負加力で行う場合は、負加力の荷重番号とその場合の出力荷重を設定する必要があります (出力荷重でマイナス1倍したデータを用いるとテンション部材は圧縮材と見なされます)。
【検討する荷重数】 | 検討を行う出力荷重数(1〜10)を設定します。 |
【出力荷重】 | 1番目は”必ず長期の応力”が表示(出力)される出力荷重を設定します。 2番目以降は”1番目の出力荷重(長期)”に足し併せる出力荷重を設定します。 |
【荷重種類】 | 2番目以降に設定を行った出力荷重の荷重種類(地震・積雪・風圧・その他)を指定します。 ここで、地震 に設定された場合には、以下の検討を行います。 ■鉄筋コンクリート造柱・はりの設計 設計用せん断力の割増し 柱降伏モーメント算定用軸力倍率 ■鉄骨造柱の設計 冷間成形角形鋼管柱の応力割増し また、全ての部材で”地震時応力の割増し”が参照されます。 |
ここでの出力は参考値となります。 法改正や規準類の改定などあった場合は適宜検討を行って下さい。
入 力 | 長期 | 荷重1 | 荷重2 | 荷重3 | 荷重4 | 荷重5 | 荷重6 | 荷重7 | 荷重8 | 荷重9 |
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出力荷重 | 長期 | 地震+ | 地震− | 風圧+ | 風圧− | 風吹上 | 風吹下 | 雪荷重 | |
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梁の中央部撓み(部材座標系z方向)は参考値として、両端の曲げモーメントから、荷重が等分布荷重であると仮定した場合の、略算値を計算しています。
δyo = 5Myo・L2/48E・Iy−(My1+My2)L2/16E・Iy
ここに、Myo:単純梁とした場合の中央モーメント(部材座標系y軸回り)
My1,My2: i 端及び j 端の曲げモーメント(部材座標系y軸回り)
L,E,Iy:部材長、ヤング係数及び断面二次モーメント(部材座標系y軸回り)
鉄筋コンクリート造はりの場合は上記δoに変形増大率(デフォルト8)を乗じた数値を表示します。
材料強度は”材料の名称”から自動的に設定されます。必ず設定するようにして下さい。("Fc21","SS400","SN490"等)