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適応範囲



FRMには、実用的な範囲であれば基本的に架構形状やデータ数に制限はありません。

【架構形式】 線材置換された柱・梁及びブレース・エレメント置換された壁部材により構成されるフレーム。 傾斜支点や浮き上りの考慮ができます。
【節点座標】 0.01cm精度で入力できます。 なお、P-D効果等の幾何学的非線形などは扱えません。 微少変形理論に従った計算を行います。
【部材要素】 材端ピンや剛域、材端バネを持つ部材や、テンション部材(断面データで指定)が扱えます。
【壁 要 素】 4つの節点で囲まれた部分をブレースもしくはエレメント(フレーム)置換で考慮できます。
【組合せ荷重】 1つの荷重番号や10個までの荷重番号を組み合わせた場合の計算結果を知ることができます。
【材   料】 あらかじめ登録した材料データを定義することができます。 また、コンクリート強度からヤング係数やせん断弾性係数が計算可能です。
【断   面】 断面データは矩形・円形・鋼管・箱形・H形(強軸/弱軸)・T形定・JIS断面などの断面形状が扱えます。 また、断面積、断面2次モーメントなどの諸係数を直接入力することもできます。
【節点バネ】 節点に取り付く全体座標系 X、Y、Z方向荷重および曲げモーメントを負担する節点バネを考慮できます。
【節点荷重】 全体座標系 X、Y、Z方向に作用する荷重および各方向回りの曲げモーメントを考慮できます。
【部材荷重】 直接入力(等価節点荷重)、集中荷重、曲げモーメント、等分布、不等分布等、スラブ形状、三角および山形形状等を考慮できます。 また、これらの荷重を連続した複数の部材(連続部材)へ設定することができます。
【温度荷重】 部材座標系での部材の断面上(+z)部と下部(-z)、および左(+y)で温度入力が可能です。
【強制変位】 全体座標系 X、Y、Z方向および回転変位を生じる場合の計算が行えます。
【同一変位】 全体座標系のX、Y、Z方向および回転変位を同一とする節点のグループを指定できます。
また、では剛床仮定を考慮することができます。
【拘束変更】 特定の荷重番号の応力計算で部材端部の拘束状態を、例えば剛接合からピン接合へ変更することができます。
【剛床荷重】 剛床仮定を設定した節点グループに作用する荷重を考慮することができます。
【床(面)荷重】 3つ以上の節点(部材)で構成される構面に床(面)荷重が扱えます。
【床組荷重】 四角形※の構面に小梁を考慮した床組荷重が扱えます。

【荷重増分解析】 では部材耐力を入力することで、荷重増分解析を行うことができます。

 FRMでは断面や材料に「名称」を付けることが可能です。 また、データ作成に対してこれらの「名称」を設定することも、「番号」で設定することも可能です。


 たとえば 1番目の断面に「C1」という名称を付けたとします。 この断面性能を持つ部材データの断面項目には番号「1」もしくは「C1」という名前のどちらでも入力が可能です。  「名称」から「番号」が自動検索されます。 ただし名前入力の場合は、存在しない名称を設定することはできません。 したがって、断面の作成を先に行って下さい。


 自由な節点番号をつけることはできません。 節点番号は作成された順に連番となります。 ただし、入力データのソート節点番号の入れ替え機能等により、連番であれば後で節点番号の変更が可能です。