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データの作成方法


[解 説]

例題 FRM2(平面解析)で下図のような例題を作成します。


@材料データの作成

材料追加 をクリックします。 ここでは、コンクリート(FC21)および鉄骨(SS400)の計2つのデータを使用していますので、2回繰り返し材料データを作成します。


A断面データの作成

断面追加 を選択すると、断面の追加ダイアログが表示されます。 断面形状(パラメータ)もしくは断面積等の諸数値を設定して作成します。 上記操作を必要個数分の断面について行います。 ここでは、合計4つ(C1 G1 Br FG1)の断面を追加します。

 材料・断面の一括作成を行えば、一度の操作で必要個数分だけデータが作成されます。 ただし、作成後に各データのパラメータ等の変更が必要になります。


B節点・部材データの作成

部材作成モードにします。(起動時にはこの状態になっています)。 部材 i 端および j 端をマウスのクリックにより指定します。 サンプルでは合計5つの部材がありますので、5回の操作を行います。 Ctrlキーを押しながら操作すると格子線(グリッド)の交点に合わせることができます。

 架構の形状が比較的整形な場合は、フレーム一括作成を用いると簡単に作成できます。


C部材断面を変更

Bで作成した部材の断面は、全て標準断面で表示されている断面番号に設定されています。 変更するためには、 要素選択モードにして部材を選択し、標準断面コンボボックスを変更するか、断面変更を実行します。 部材作成前に標準断面コンボボックスを変更すれば、この操作は必要なくなります。

D部材の材端接合状態を変更

 サンプルでは斜めのブレースが両端ピンとなっていますので、この部材(節点1−節点3)をダブルクリックしてダイアログ変更するか、選択状態にして材端拘束の変更を実行します。


E節点拘束(支点)の設定

 変更したい節点(1,4)を選択して、節点拘束の変更により拘束状態を指定するか、単一節点毎に節点をダブルクリックして拘束状態の変更を行います。


F荷重の追加

 荷重を追加する節点(2)を選択し、節点荷重の追加 をクリックします。 次に、部材(節点2−節点3)を選択して部材荷重の追加 をクリックします。 サンプルでは節点荷重を荷重番号「1」に、部材荷重を荷重番号「0」に設定しています。


G出力荷重の追加

 出力荷重は下記を参考に作成して下さい。 なお、計算実行時に出力荷重が無い場合、自動的に1つ(荷重番号「0」、倍率「1.000」)が追加されます。
 サンプルでは荷重番号として、番号0(長期)と番号1(地震時)があります。長期、地震時及び短期について、それぞれ計算結果の出力を行う場合は、下記のように作成します。

まず、出力荷重の追加を4回連続で実行し、グリッド画面でデータを以下のように変更します。

名称 荷重番号 倍率 荷重番号 倍率
長期 0 1.000    
地震 1 1.000    
短期(長期+地震) 0 1.000 1 1.000
短期(長期−地震) 0 1.000 1 -1.000


<補足>

上記以外にも、グリッドを利用した変更や、個々の節点もしくは部材の設定を行う場合は、フレーム画面で節点もしくは部材をダブルクリックして設定ができます。

以上で、データの作成は終わりです。 応力計算(F5)を行ってみて下さい。